建築設計表現Ⅰ(1年春学期) 詳細
建築設計表現Ⅰ
演習授業 月・金(2コマ×2日)
概要についてはこちら
手を動かして身に着けるための授業。最も技術的な授業
建築設計演習Ⅰは秋学期の住宅設計課題に向けての下準備である。1年春学期で提出期限についていけないと、1年の秋以降の課題がほぼ必ずと言っていいほどディレイ(送れて提出)することになる。
「なにがなんでも期限内に提出する」という意気込みで取り組んでよかったと、私は思っている。
授業の進度について
90分/コマ×2コマ=3時間続きの演習授業
提出課題で期限がずっとついて回るが、遅れて授業に出ても追いつくことができるロスの少ない授業である。講義では聞き逃してしまったことは得ることはできないが、技術は時間と効率をかければ得られるからだ。
演習に入る前に課題内容に沿ったレクチャーがスライド形式で1時間ほどあることが多い。実際に手を動かして課題をするのは2時間程度のことが多い。
授業日数が4日=12時間設けられている課題は、実質の演習時間は8~9時間程度だ。
主に図面の線を初めて書く人が1/50の図面を書きあげることができるようになるカリキュラムであり、与えられた図面を見ながら、別紙にトレースして書くことを繰り返す。
鈴木恂 JOH邸
私の代は、春学期の建築デザイン概論Ⅰで学んだ住宅の図面をトレースするという課題だったため、多くのスライド・写真を見た後に行われるので、図面から建築の様子をイメージすることができ、自主的に調べたりする必要がなく比較的効率がよかったと思う。(上写真)
提出課題について
効率よく仕上げていくことを常に念頭に
1/50の平面図(又は断面図)を仕上げるのに授業日数を4日設けられている。つまり、図面1枚を約10時間で仕上げることになる。
一般的な社会人であれば、全授業に無遅刻無欠席で出席が必ずできるわけでないことを踏まえると、友人たちが10時間で仕上げている図面を、いかに時間内に質を落とさずに書き上げるかということが焦点になってくる。
例えば、1日授業をまるっと休むと、他の生徒の3/4の時間で仕上げなくてはならない。そのために必要なのは、製図の効率性か授業時間内の集中力をあげるか、または休みの日に時間を当てることが必要となってくる。
もちろん、時間をかけて丁寧に図面を書くことで得られる気づきや身につく技術は多くあるが、効率性をあげることを意識すれば、初学者が得るべき気づきや身につく技術は大概吸収できると思われる。
提出課題数(カッコ内 授業日数)
課題A(4月~5月)
- 練習 線の練習(1)
- 練習 文字レタリング練習(宿題)
- 製図 家具W-CHAIR 1/10(2)
- 製図 RC住宅SIH邸 平面図・断面図 1/100(2)
課題B(5月GW課題)
- 私の選んだ住宅 プレゼンシート作成(2)
課題C(5月中旬~6月)
- 製図 RC住宅JОH邸 平面図 1/100(2)
- 模型 RC住宅DEH邸 1/100(1)
- 製図 RC住宅JОH邸 平面図 1/50(4)
- 製図 RC住宅JОH邸 断面図 1/50(4)
課題D(6月中旬~7月下旬)
- 模型 5mキューブ エスキス模型製作(3)
- 設計課題 5mキューブ 模型・プレゼンシート作成(5)
いいい
課題の持帰りについて
まず注意点として、課題の製図は毎回持ち帰りができるわけではない。
基本的に、課題提出の前々回の授業が終わるタイミングのみである。全4回であれば3回目の授業後である。場合によっては月曜日に持って帰り、金曜日の授業までに提出できる状態に仕上げなければならない。
いいい
提出課題の期限後の提出について
ディレイ(Delay)として受理される。
1週遅れ、2週(以上)遅れの2段階で減点される。基本的に図面の評価から1段階または2段階評価を落とされる。(1段階A+→A:2段階A+→A-)
※製図道具について※
授業中に買付リストをもらい注文できます。製図用のペンなど最低限だけ注文して、あとは必要に応じてい買い足す方が無駄はないです。手間がかかると思う方は、一括で注文してしまった方が楽です。
※別途にまとめます※
ううう